コンサルティング

本駒込K様邸改修工事②

本駒込K様邸改修工事
ご高齢の奥様がお一人住まいされている戸建て。海外在住の娘様から、本物件のご活用をご相談いただきました。
比較的大型の戸建てであることから、建物内を1/3と2/3に分割して、お一人用住居への増改築と、賃貸用の貸家へのリフォームを提案させていただきました。増改築は、お年寄りが暮らしやすいように、限られたスペースを最大限に活かし、且つ、バリアフリーに配慮しました。リフォームは、老朽化した部分を徹底的に整備し、賃貸物件として利用できるようにしました。
 

ご高齢の奥様がお住まいになられたまま工事を進められるように、まずはお一人様用住居の増改築から着手しました。普段は8帖和室にお住まいでしたが、工事中は母屋リビングに移り住んでいただき、工事中の騒音・振動・塵埃・臭いなどが出来るだけ発生しないようにと、必要以上に養生に気を遣いました。母屋の賃貸事業用の改修工事は、『本駒込K様邸改修工事①』をご覧下さい。

戸建ての1/3を独立した住居とするために、リビングと8帖和室の間の壁は、完全な間仕切りとしました。8帖の和室は、5.5帖の洋室とトイレおよびキッチンに改装し、納戸だった場所に風呂と玄関を新たに設けました。庭を少し潰して、6帖の洋室を増築しました。結果的に収納は少々減少してしまいましたが、天井まである5.5帖内のクローゼットと6帖の天吊戸棚と屋外の物置にて対応していただくことにしました。

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間取り

少々お足が不自由で、普段はベッドで過ごされる奥様にとって、バリアフリーは欠かせません。各室の敷居はすべて平坦にし、要所要所に手摺を設けました。キッチンは安全なIH、収納にも手が届きやすいように工夫を凝らしました。トイレの便器の向きも、身体を1/4だけ回転させれば良いように、この向きにこだわりました。

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奥様は、戦前から此処にお住まいで、ここでB29による空襲に遭われました。周囲は一面の焼け野原となり、ご自宅のある場所からかなり離れた駅が見えたとのことです。此処で焼け残ったのは、火鉢二つと靴脱ぎ石だけだったそうです。それがそのまま庭に置いてありましたので、それらを活かすことにしました。火鉢二つは、金魚の棲家にして一人暮らしの奥様のお友達として、靴脱ぎ石は、同じく靴脱ぎ石として洋室6帖の掃き出し窓の外に置き、今でも奥様の許にあります。

奥様には、工事中は不自由な生活を強いることになりましたが、職人さんたちに毎日お茶を淹れていただいたり、その他の工事関係者へも本当に良くしていただきました。


初めて出来上がったお部屋をご覧いただいたときの奥様の顔が今でも忘れられません。

「こんなに素敵にしていただいて、本当に嬉しい。皆様に感謝申し上げます」

本当にお嬉しそうで、溢れんばかりの素敵な笑顔に、今までのすべての苦労が報われた気がしました。

引渡し後のお引越しも、弊社にお任せいただきました。
事前に、奥様と海外在住の娘様と家財のレイアウトを相談し、スペースを充分に活かせる配置にしました。奥様にとってより居心地の良い空間であるようにと、元々母屋にあった絵画やご趣味の人形たちもお部屋にディスプレイしました。ちょうどクリスマスも近かったこともあり、弊社からは引っ越し祝いのお花とクリスマスツリーを贈らせていただきました。


奥様は、正しく美しく綺麗な言葉遣いをされる方です。こんな綺麗な日本語は、今はもうあまり聞くことが出来ません。やはり育ちは言葉に表れますね。

いつまでもお元気でいていただきたいものです。

レインボーブリッジを望むマンションリフォーム

レインボーブリッジを望む港区のマンション

9階と11階の部屋を相続されたご兄妹様のからご依頼を受け、賃貸事業向けにリフォームしました。



二部屋とも大変綺麗にお使いで、傷みや汚れはほとんど見受けられませんでしたが、前オーナーの好みで、仕切りの壁や扉を取り払って続き部屋にしてあったり、大きなシステムキッチンや大型吊戸棚が取り付けてあったりしました。また、各室の壁紙も個性的な柄の入ったものでした。

賃貸事業用物件とするにあたり、まずはお部屋を当初の設計書どおりに戻すことから考えることにしました。個性的なお部屋は素敵だとおもいますが、やはりそれは個人の趣味の世界ですからね(笑)。

お部屋を相続されたご兄妹様に、竣工当初の設計どおりにリフォームしましょうと提案したところ、快諾を得ました。作業は二部屋同時に行なうことにしました。

壁の造作    (当初の設計どおりにする)

扉取り付け   (当初の設計どおりにする)

壁紙貼り替え  (白を基調とした無地なものにする)

機器の交換   (老朽化した設備機器を交換する)

壁の造作や扉の取り付けについては、竣工当初の設計どおりですから、全く問題ありませんでした。壁紙もコンベンショナルなタイプのものに貼り替えました。
当初の設計と変えたところは、洗面室兼脱衣室に扉を取り付けたことぐらいです。
        

同時作業とはいえ、二部屋のリフォームですから、当然、金額が嵩んでしまいます。
ですから、上記の工事以外は出来るだけ従前のものを活かすことにしました。
新品に交換してしまう方がよっぽど楽ですが、物を大切にする我らのボスの意思を汲んで、一つ一つ心を込めてリフレッシュしました。
結果として、金額の上昇を抑えることが出来、ご兄妹様に大変喜んでいただきました。

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あの恐ろしい東日本大地震を、このマンションのリフォーム作業中に体験しました。
すぐに部屋から開放廊下へ飛び出ました。生まれて初めて経験する大きな揺れで、手摺に捉まっていないととても立っていられないくらいでした。地鳴りとともに、周りにある巨大なオフィスビルも大きく揺れていました。
大きな揺れにも係わらず、内外とも全く実害はありませんでした。昭和54年竣工で、耐震診断はありませんが、堅牢な建物であることが証明されました。

リフォームの最中に、早くもご内見のオファーがあり、ほぼ同時に二部屋とも大手企業さまの社宅として、ご契約をいただきました。

東京都大田区田園調布Sマンション(竣工 平成1年)

誰もが「いつかは住んでみたい」あるいは「生まれ変わったら住んでみたい」と夢見る田園調布。憧憬の眼差しの対象となる理由はその「静けさ」にあるかもしれません。弊社は当該物件の新築工事に企画協力という形で携わらせていただきました。「豊かさ」と「静けさ」が近似であるという地域の特性マッチした建物となっています。

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南青山ヴァンセットゥビル(竣工 1985年)

ビルの企画立ち上げから「総合企画管理」として携わらせていただきました。

 ハイブリッドでエレガントなエリアにふさわしく、チャペル風な外観のビルにはエッジの効いたテナントが入り、その後四半世紀にわたって地域文化の一翼を担い続けるビルとなりました。

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